どうも、フリーランスエンジニアのMakotoです。
今回は、Microsoft Purviewについて解説します。
Microsoft Purviewは2023年の改定でAZ-900の試験範囲に加えられたサービスです。もしかすると聞きなれないサービスかもしれませんが、まずは概要をおさえてみてください。
それではいってみましょう!
Microsoft Purviewとは?
Microsoft Purviewは、組織の持つデータをまとめて管理・保護するためのサービスです。一言でいうと「統合データガバナンス」と表現されます。
Microsoft Purviewはもともと「Azure Purview」という名称でしたが、「Microsoft Information Protection」や「コンプライアンスマネージャー」などのガバナンス・コンプライアンス系のサービスをひっくるめて統合プラットフォームとして生まれ変わった経緯があります。
参考:The future of compliance and data governance is here: Introducing Microsoft Purview
企業のインフラ環境は現実的にはどこかひとつのクラウドだけで成り立つことは少なく、既存のオンプレミス環境とハイブリッドで構成していたり、AWSやGCPなど他社のパブリッククラウドや、PowerBI、SalesForce などの SaaS のサービスを併用していることがよくあります。
Microsoft Purviewでは、それら複数の環境に存在している組織のデータを検出して統合し、包括的な方法でデータを管理・保護することができます。たとえば、次のような機能があります。
- データマップで組織全体のデータを可視化
- データにラベル付けして機密情報を分類
- 機密情報のデータ持ち出しを防止
以下のYoutubeでは、顧客データの入ったExcelファイルを個人のGoogleドライブにアップロードしようとしてもそれがブロックされるシナリオが紹介されています。(データ損失防止 (DLP) ポリシーで実現)
まとめ
今回はMicrosoft Purviewについて解説しました。
Microsoft Purviewは統合プラットフォームのためでできることは実際にはかなり多いですが、組織のデータを横断的に検出、分類、保護、監視するためのサービスである点を覚えておきましょう。
それでは、また。